英語を始めるタイミング ~もう遅い?~ について。
まずは、言葉を始めるタイミングについて、
ちょっと触れておきたいと思います。
2011年に、小学校から英語を導入することが決まって、
急速に、幼児・児童英語に対する世間の関心が高まり、
それに伴って、お教室の数も急増しました。
そして、ネイティブ・ノンネイティブの英語講師の数も増え、
今では、多くの幼稚園や小学校で、
英語の先生が、英語の指導をするようになってきています。
文科省が決めたことだから、
とにかくよく分からないけど、小さいうちから英語をさせなきゃ、と思い、
我が子に英語をさせている親御さん、数多いのでは、
と感じるのですが、
一方で、「なんで小さいうちから、わざわざ英語?」
と腑に落ちない方々も多いと思います。
いずれにしても、小さい時から英語に備えなければ、という流れには、
確実になってきているのですが、個人的には、
「ようやっと、小さい頃から英語に触れさせる動きになって、よかったなぁ」
と、感じています。
小さい頃から、おかしな英語の詰め込みを、ともすればしようとしているのかな、
と思えなくもない状況も、一方で目にしたりはするのですが、
小学校いっぱい英語に一切触れさせず、中学から教科書をいきなり突き付けて、
はい、今日から英語やりますよ。
字覚えて、綴りや文法覚えて、文章組み立てて、話してごらんないさい、
なんて、ね、言われても。
語学を学習する上で、そういうお勉強というのは、
理想的には、「その言語の音声に楽しく親しんで、吸収してから」
という段階を踏んで、その後に入る方が、無理なくスムースなんですけど、
じゃあ、小さい頃から英語をしていないから、
もう手遅れ?英語は身につけられないの?
ということで言えば、そういうことでもないんですね。
歳がある程度いって語学に向き合う利点、というのは、
小さいとロジックや理論が理解できないけれど、
大きくなると理屈を解釈できるようになりますから、
語学学習には、ロジカルなアプローチをして、
語学を習得することができます。
そして何より、その人が
「英語をやりたい!」
と思った、そのタイミングこそが、
その人にとっての、英語を学ぶベストのタイミングなので、
手遅れとか、もうダメというのは無いと、私は考えています。
実際、私の主人、アメリカ人なんですけど、
仕事の事情もあって、日本語を勉強するようになったんですね。
それが、30歳を目前とした年齢の時。
そんな歳から日本語をゼロから始めたんですけど、
結局、翻訳をするレベルにまで、日本語を身につけました。
もちろん、様々な形で日本語に対してアプローチし、
相当「独自の」勉強はしたんですけど、
このケースひとつ取っても、子供の頃からやらなければダメ、
というわけでは、ありませんよね。
でも、私が主宰しているお教室では、
親御さんご参加の元、0歳から指導させて頂いているんです。
なぜかというと、色んな理由があるからでして。
それについては、また改めてブログでお話しします^^