英語を始める年齢の、それぞれのメリット。
英語をちゃんとやりたい!!
と思った時が、その人にとっての、英語を始めるベストのタイミングなのですが、
英語を学ぶそれぞれの年齢には、それぞれのメリットと共に、
デメリットもあったりします。
私が力を入れているのは、とにかく小さいうちから英語を楽しんでもらう、
ということなのですが、
まずは、ある一定の年齢以上になってから、
英語を始めるメリット・デメリットについて、ここで触れてみたいと思います。
ある一定以上の年齢、ここでは小学校の高学年以降から、
ということにしましょうか。
小学校の高学年以上になると、理屈がもっと分かるようになります。
つまり、もうちょっと学問的な、
理論でのアプローチが可能になり始める段階に入るんですね。
そうなってくると、英語の文章を見て、その文章がどういう構造になっているのか、
という文法が、解釈できるようになってきます。
それができると、でたらめな言葉の羅列ではなく、
文章を、理論に基づいて、組み立てることができるようになるんですね。
また、文章を見て、
この文章は、こういう構造になっていて、こういう意味の内容なんだ、
ということも、理解できるようになります。
言葉やフレーズや文章のつくりについて、
より知的なアプローチをして、言語を意識的に吸収していくことができます。
これ、理論が理解できない小さな子供達にはできない、大きなメリットですよね。
じゃあ、デメリットは何かと言うと、小さな子供だった頃に比べたら、
抜群な耳の良さが、徐々に低下していく段階に入る、ということです。
個人差があるのですが、小学校いっぱいくらいまでは、まだ耳がいいかな。
お子さんによっては、中学いっぱいでも、まだぎりぎり耳はいいかもしれませんが、
ネイティブの英語を聞いて、それを上手に口真似することが、
どんどん難しくなっていきます。
小さい子供達が、事も無げに誰かの話し言葉を(日本語であれ外国語であれ)
見事に吸収し、難なく口真似ができるのに対し、
大人になればなる程、理屈で考えなければ、発音するのが難しい、
そして、理屈でやろうとする程に、理屈でしばられて、
かえって自由に英語を取り込めない、なんていうことも、
場合によっては起こります。
一方で、これはメリットなのですが、
発音の仕方やメカニズムを、理屈で解釈し、
そして、発音練習をして、その言語の口を徹底的に作っていく、
ということができるのは、
ある一定の年齢以上になっているからこその、強みですね。
ということで考えれば、
「じゃあ、別にわざわざ小さいうちからすることもないじゃん」
とも思えるのですが、小さい頃から始めると、
様々な面で、英語のお勉強にラクに入っていけるんです。