お子さんにとって、一番心に響く人の声

言語の音声に、一番敏感で、

それを吸収して、発話につなげていく乳幼児期。

そんなお子さんの心に、一番響くのは親御さんのお声です。

お子さん、特に赤ちゃんの頃に、

一番距離が近い大人と言えば、

大概の場合は、ママですね。

それが、パパでも、おばあちゃま、おじいちゃまでもいいです。

一番身近にいてくれる人。

一番近くで、優しく笑ってくれて、世話をしてくれて、

関心を向けて、そして何より、

愛情たっぷりで、

いつも一緒に自分に向きあってくれる人。

その人の声が、一番心に響きます。

そしてその人から、自分に対して何か働きかけてもらえたり、

一緒に楽しんで遊んでくれると、

もうもう、嬉しくて、

その人から受けるものを、どんどん吸収していきます。

そんな一番身近な大人の人を、ここではママ、

ということにしましょうか。

乳幼児さんは、色んなことが初めての体験。

そして、好奇心だって一杯ですが、

同時に初めての世界に入っていくのに、

不安だってあります。

そんな時に、ママが寄り添って、

新しい世界を、自分に紹介して連れて行ってくれたら、

子供達は本当に安心して、そしてワクワク、

新しい世界で、真新しいことを体験できます。

それが、初めての英語、ということであれば、

そのお子さんにとっての、英語の原体験が、

この上なく幸せで、楽しいものとなって、

深い部分に揺るぎなく残るのです。

英語のDVDやCDなども、もちろん効果的。

でも、理想的には、まずはママに、

英語でお子さんに話しかけてもらったり、

歌ってもらいたいのです。

ほんと、小さなお子さん相手ですからね、

「この言葉なら、私も発音できるかな」

といった、簡単な英単語、

または、「このお歌なら、私でも歌ってあげられるかな」

という、簡単なお歌。

簡単、簡単で、いいのです。

簡単、がいいのです。

そんな語り掛けや、歌い掛けを、

ママが日頃してくれると、

お子さんにとって、

「英語は楽しい、英語はワクワクする、

　英語は自分を幸せにしてくれる、

　ステキな音の世界」

というスイッチが入って、

「さて、次は、どんな英語が来るのかな？」と、

ママと英語の世界で冒険していくのが、

大好きになっていきます。

絵本を活用したり、

身振り手振り、身体を動かして、

リズムに乗ってお歌を楽しんだり。

CDやDVDも、とても助かるツールですが、

でもやっぱり、

ママのお声には、かなわないんです。

ママのお声の影響力は、絶大なのです。

これは、私が外地で子育てをして、

ママの声掛けが、語学教育の面において、

どれほど子供を動かすのか、ということを、

実際に自分で体験して分かっているからこそ、

断言できるのです。